キミのとなり。第2部 51話のおさらい
キミのとなり。第2部 52話のネタバレとあらすじ
時は良子と健一郎が電話で話していた時間に戻る。(50話参照)
「ごめんねばっか言われるより、ありがとうがいいかな」
「うん、ありがとう」
「また何かあれば連絡してよ。俺はいつでも空いてるから」
「とかいいながら忙しいでしょ先生は」
「まぁ忙しいけどね。良子のためなら頑張って時間つくりますよ」
健一郎の言葉に顔を赤らめる良子。
「…もう、そんな恥ずかしいことサラッといわないでよ」
「はは」
そして2人は今日の長い1日を振り返る。
「3年後にはこの話を酒の肴に飲んでるよ」と健一郎。
「うーんその言葉、昔はしっくり来なかったけど今なら分かるのよねぇ」
今日あった辛い出来事とは裏腹に少しまったりモードの2人。
そんな中でも良子は自分の意思を健一郎に伝えた。
「ちゃんと考える。自分のことも…春人のことも。きちんと時間取って話してみるよ春人と」
「そうだな。お前が納得いく答えが出たら、その時は教えてよ」
「…うん、わかった」
2人はおやすみと言うと電話を切る。
通話を終えた健一郎はソファーにぼふっと横たわり、今日の自分の言動を振り返った。
「あー…やっちゃったなー…俺。んー……罪悪感あるかも」
と自分に溜め息。
─元とはいえ教え子の彼女を奪おうとするなんて。大人として教師としてどうなんだって思うけど…
それでも俺の前では涙を…弱い部分を見せてくれた。
だからこそ期待してしまう。
良子がもし立花じゃなくて俺を選んでくれたら
絶対幸せにする…
だから──
そして天井にかざした手をぎゅっと握る。
「俺のこと選んでよ、良子」
所変わって良子宅。
通話を終えた良子はそのまま眠りにつこうとするが眠れない。
そして先ほどの通話中にキャッチが入ったことを思い出した。
春人からであることを確認したが、掛け直そうか悩んでいた。
─今はそんな勇気ないな…というかどうやって話せばいいか分からないよ…
春人が自宅に駆けつけた時に言おうとしていたことを思い出す。
『ちょっと待って、オレ良ちゃんに話が…すみれさんとは何も…』
─春人…何を言いかけてたんだろう。ちゃんと聞いてあげれば良かったかな…でもあの時はそんな余裕なかったし…
すみれと本当に何か何かあったどうすればいいんだろうと思う一方で、自分がどれだけ春人のことを思っているのかを思い返す。
白石のことで悩んで辛かった時にそばにいてくれたこと。
道を間違えた自分を一生懸命支えてくれたこと。
あの時春人がいてくれたから今があること。
「運命じゃなかったのかなぁ…」
小さい頃から知っている男の子。
年の差があってもお互いに惹かれあった。
私の相手は春人だったんだなって思ったんだけどな。
「なんてね…運命なんてあるわけないじゃん。この歳になって何言ってんだか」
良子はなかなか眠れず体を起こした。
そして視線を落としてふと思う。
─今の私って春人のこと『彼氏』として好きなのかな
元々…白石さんの一件から始まった恋愛だから、どこかに吊り橋効果のような部分があったのかもしれない…
それに…色々価値観の違いが見えてきた気がする
「だって19歳だもんね」
春人が頑張って歩みよってくれても歳の差は埋まらない。
この先も『12歳年上の彼女』というのも変わらない。
「私が大人の女として余裕を持って受け入れればいいんだよね…」
そう自分に言い聞かせるが、頭の中によぎるのは健一郎の存在。
─私はもう…同じ目線で話してくれて、話題も年齢も気にしなくていい
甘えさせてくれる存在に気付いてしまった──
「春人とキス以上のことしなくて良かったかも…多分別れるなら今だよね─」
To be continued…
キミのとなり。第2部 52話の感想
辛い1日だったのにキムゴンと話してる間は自然体でリラックスできている良子がとても印象的だな〜。
また「でも〜でも〜」ってならずにサクッと決断してほしいところです。
とはいえ、これは最終的に作者さんは春人エンドに持っていく予定なのでしょうか??
コメント欄では「そう!今だ!別れろ!」の別れろコールが多く見受けられますね笑
今後ストーリーどう展開していくのか楽しみですね!
←前の話 第2部 51話「気付く」ネタバレ・感想
→次の話 第2部 53話「元凶」ネタバレ・感想
ちゃんとマンガで読みたい人はcomicoへGO!
コメント