キミのとなり。第2部 77話のおさらい
キミのとなり。第2部 78話のネタバレとあらすじ
時は良子と健一郎が車で出かけるところを春人が目撃した場面に遡る。
春人はすみれとの約束の場所へ向かっていた。
「さっきのって良ちゃんと…キムゴンだよな…。2人でどこ行くんだろ…」
─…良ちゃん切り替え早すぎるよ。そりゃオレがダメだったからだけど。
良ちゃんたちがいう大人って、そんな簡単に他の人を好きになれるもんなのかよ…
オレは──
良子との思い出をふと思い出していると、既に待ち合わせ場所に到着していたすみれが話しかけてきた。
「…なくん。立花くん」
「あ、すみれさん」
すみれに肩を叩かれようやく気づく春人。
「どうしたのぼーっとしちゃって。何回も呼んだのに目の前通りすぎていくから」
「えっと、ちょっと考え事してて…はは」
「あはは、危ないよもー」
すみれと軽く会話を交わしながら春人は以前言われた「私を彼女にしてほしい」とういうすみれの告白に早速返事を返そうとする。
「えっと…その…」
「ん?」
「この前の返事なんですけど」
─やっぱり良ちゃんのことが気になってるまま付き合えない…
「え?もう!?」
「え?」
すみれはにっこりと笑って言う。
「いやまだ合流したばっかりだからさ。フラれたらせっかくの休みが無駄に終わるし、今日一日立花くんと普通に楽しく過ごすつもりできたから遊んでからにしようよ。それにOKだったら嬉しさ倍になるし。とにかく終わりまで保留にしよ、ね」
確かに、今一人でいても考え込むだけだし。
そう思った春人はすみれの提案を受け入れた。
「よーし、じゃあ決まりだねっ♡デートデート♡」
すみれは嬉しそうに春人の腕に絡みつく。
春人は戸惑いながらも、すみれの様子にふと思い悩む。
『だって…彼に捨てられた時からもう自分でもどうしていいかわからないんだもん…!』
─すみれさん…前はあんなこと言ってたのに…
良ちゃんもすみれさんも、良ちゃんが前に浮気してた人も…
皆…簡単に気持ち変わるもんなのかな
だったらもう、深く考えずに付き合ってしまったほうがいいのかな…
所変わって良子と健一郎は高級そうな旅館に到着していた。
「おおー、風情があってめっちゃいい部屋じゃん」
「ねぇここ高いんじゃない?」
ビジネスホテルでもいいのに、とソワソワする良子に健一郎はトンッと肩を寄せる。
「初のお泊りデートなんだからいーの」
「初?別に初めてじゃないでしょ?」
「より戻してからは初だろー」
少し和んだところで健一郎が発した一言。
「んじゃ、準備するか」
「!」
準備?!
そういう意味も含めてか(察してください)と顔を真っ赤にする良子。
「準備ってなんの…?」
「え?急だったから着替えとか色々買わないとだろ?あと折角だからこの辺観光しない?」
淡々と答える健一郎に良子は「あーなるほどなるほど!そうだね」と更に顔を赤くする。
その様子に健一郎はニヤニヤと笑った。
「ははーん。さてはやらしいこと想像した?」
「!してないバカ!」
「照れるなって〜」っと良子の肩に腕を回す。
「それは夜のお楽しみだろ」
「もう!バカ!」
「あはは」
「変なことばっか言ってると置いてくから」と照れて怒る良子に「やっと元気出たな」と安心する健一郎。
「やっぱ良子はそうでなくちゃな。ツンデレか〜わい♡」
「ツンデレって、デレてないわよっ」
からかいながら良子の肩を抱き寄せ部屋の玄関へ向かう健一郎と良子であった。
To be continued…
キミのとなり。第2部 78話の感想
失恋して切り替えが早いかどうかって大人とか子供とか関係ないよね。
別れかたにもよるし…。
(良子もすみれもまだ切り替えてはないと思うけど)
振られた側が暫く引きずるのは仕方ないと思うけど、春人も今まで良子以外の人と付き合ってたことあるわけだし(りんかのこともあるし)あまり人のことどうこう言えないよねぇ。
まぁそれだけ良子のことは本気だったんだろうね。
良子と健一郎はほんとほのぼの回だな。
健一郎がだんだん良子へのボディータッチが増えてきた気がする!
現実的に考えれば健一郎との方が絶対安心感があってお似合いなんだけどな〜。
どうしても感情移入しちゃうけどなるべくひいき目に見ないように展開を楽しみたい^ ^
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