キミのとなり。第2部 83話のおさらい
キミのとなり。第2部 84話のネタバレとあらすじ
「よーし、じゃあ今日から私たち恋人だね。よろしく」
その後すみれとのデートを終え、帰宅した春人。
「ただいまー」
「おーおかえり」
「春人、おかえり。ごはん食べてきた?」
母と兄の真人が出迎えた。
「あーうん。でも何かあるなら食べたいかも」
「はいはい」
真人は春人の顔を見てニヤニヤ笑っていた。
「何だよ真兄…ニヤニヤして気持ち悪いな」
「ん?お前今日デートしてただろ」
「!えっなんで⁈」
「昼飯買いに出たら居たんだもーん」
「うげ」
春人は今日のデート先が真人の店の近くであることを思い出した。
「綺麗な子だったよなー。大学の友達?」
「!と…友達じゃなくて、彼女…になった、今日…」
「あー彼女か。お前本当面食いだなー…てアレ⁈早くね⁈」
ハハハと笑っていた真人だが、ハッと驚く。
「別にいいだろ。彼女にもちゃんと良ちゃんのことは話してるし、それに彼女もオレのことまだ本気じゃないし…」
「つまり…セフr」
「違う!言うと思ったけど、ほんと真兄って何でそうなんだよ」
「冗談冗談♡そんな怒るなよ」
春人の反応にあははと笑う真人。
そして思い出したように言う。
「あっでも、うちのサロンモデルの話はしてみてよ。遠目から見てもすごく目を引く子だったから」
その言葉で春人はすみれが自分に兄弟がいることを羨ましがっていることを思い出した。
「あー、わかった。じゃあ今度家に連れてくるよ」
「おお…まじか」
そこへ母が「春人ご飯できたわよ」と声をかけてきた。
「母さーん、春人が今度彼女家に連れてくるってさ」
「え⁈」
「え、ちょっと真兄…!」
「あらーあらあらあら♡春人が彼女なんてうちに連れて来るの初めてじゃない?」
嬉しそうな母の反応に真人は春人を見て
「さぁそれはどうだろう。初めてだったかな〜〜??」とからかう。
春人は怒って制止した。
母は上機嫌で続ける。
「楽しみねぇ。最近は真人も浮いた話1つもないし」
「え?俺の話?」
「2人は秋くんと違ってモテないのかとばかり…」
「う…」
「たまに隣の良ちゃんが春人の勉強見に来てくれてたけど、最近はそれもなかったからねぇ」
突然良子の話題になってドキッとする春人。
苦笑して答える。
「良ちゃんには教えてもらうとこ終わったから」
「あら、そうなの〜。ま、彼女と近所のお姉さんじゃ違うわよね。彼女何が好きなのかしら♪お菓子用意しなきゃ。楽しみねー、いつ来るの?」
「まだ決めてないけど…てか…そんな嬉しい?」
春人の問いに嬉しそうに笑顔で返す母。
「そりゃそうでしょ。自分の息子を好きだっていう子に会えるのよ。ありがたいじゃない」
「……そうなんだ」
─きっと母さんは良ちゃんと付き合ってたこと話したとしてもこんな風に喜んでくれた気がする…
あ…そうか
オレと良ちゃんの関係を受け入れられなかったのは周りなんかじゃないんだ
『いくら知り合いでも息子が一回り上の私と付き合ってるなんて驚くだろうし、私の立場的に(主に年齢的に)言い出すタイミングってのが…』
以前良子が言っていたことを思い出す。
─色んな理由並べてたけど、良ちゃん自身が…
最初から
オレを受け入れてくれてなかったんだ
「はは…」
「え?何?突然一人で笑うとか怖いんですけど」
「別に」
─やっと分かった
多分オレはどんなに頑張ってもキムゴンには勝てない…
最初から年齢っていう壁があったんだ
『普通にしてても春人よりは大人なはずなのに、それでも…『大人』な自分を演じてしまう』
─オレにとっては何てことないけど
良ちゃんにとっては自分を偽らないといけないくらい重要だったんだ…
年齢が離れていることで不安にするなら、この先いくら頑張ったって無駄だよな
だって
年の差はどうしようもないじゃん…
所変わって良子と健一郎は外食帰り。
「はー食った食った。美味かったな」
「ねー」
「てかこの辺夜めっちゃ涼しいな」
「結構山の方だからね」
「あ、見てみて!」
「んー?」
健一郎が指を指した先は天の川のような綺麗な夜空。
「わ…きれー…」
健一郎は良子と指を絡める。
「なぁ、また来年も来ようよ」
良子は顔を赤らめ健一郎を見る。
健一郎も微笑みを良子に向ける。
「うん」
そしてまた夜空を見上げた。
「その時は新婚旅行かもなー」
「えー、新婚旅行は海外希望です〜」
「まー良ちゃんったら贅沢」
─来年の約束が当たり前に出来て
それを素直に受け入れられる
未来に不安のない恋愛ってこんなに心が穏やかなんだ…
その頃、りんかは自宅でスマホを片手に「…よし」と決心をする。
スマホの画面には春人の名前が表示されていた。
To be continued…
キミのとなり。第2部 84話の感想
えー春人くん春人くん。
原因は歳の差だけなの?あなたが良子にしたこと棚に上げていませんか??
なんか別れた理由全部良子のせいにしているみたいでガッカリ…。
これじゃ反省もできないから成長もできないぞ。
自分は歳の差は気にしてなかったっていうのはね、自分が男で年下の方だから逆の立場が分からないんだろうね。
まぁそれだけ純粋な子ってことなんだろうけど、うむ。まだまだ子供ですな。
良子はとても幸せそう。
今不安のない恋愛をできているみたいだし、良子にとってはベストな形だよね。
良子も春人もお互い現状に納得してるみたいだけど、この先どうなるかな〜。
りんかが2人をどう掻き回すのだろうか…笑
→次の話 第2部 85話「結局は」ネタバレ・感想【comico】
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