キミのとなり。第2部 98話のおさらい
キミのとなり。第2部 99話のネタバレとあらすじ
良子就業中。
気づけば19時を回っていた。
「うわー19時…んー喉乾いたな。コーヒーでも買いに行こ」
エレベーターを待っていると、同僚の陽子にばったりと会う。※陽子…白石の連れの男の彼女
「あっ良子」
「!陽子」
「やほー♡久しぶり~」
「どうしたの?」
「おたくの部長に資料渡すように頼まれて渡してきたとこ」
「あぁ生産管理部のデータなら次の会議に必要だもんね」
「そうそう。私前までここの部署だったし、お遣い頼まれたの」
「え、陽子妊娠なのにわざわざ…。しかも残業までする感じ?」
「いーのいーの。動かないと太るし!それに今のうちに残業して少しでも稼がないとね。んま気遣われない方が楽よ」
「そうなんだ」
そして話は陽子の妊娠生活の話題に。
「それでどう?妊娠生活は」
「んー私、覚悟してたようなつわりがなくって。むしろ妊娠前の生理中とかの方がしんどかったなって思うくらい」
「へぇ~そういうこともあるんだね」
「分かんないけどね、これからかもしれないし」
「桐島さんはどう?ちゃんとパパしてくれてる?」
「!」
「それがね…めっっっちゃうざい」
「え?うざ…?」
「んもー毎日毎日お腹に耳あてて語りかけてくんの!妊娠発覚して毎日。しかも私もまだ動いてるとかわからないのに、動いた!とか言うのよ、キラキラした目しながら毎日!」
「へぇ…なんか意外だな…」
「でしょ?私だって超意外だったわよ。毎日うるさいから飲み会にでも行ってくれたらいいのに全然行かなくなったんだもん」
「えーでもそれでキャバクラとか行かれたら嫌でしょー?」
「それはコロスわ」
「はは、変わってなくて安心した」
エレベーターが着き、乗り込んだ。
「あれ?良子も乗るの?」
「うん、残業前にコンビニ」
「なーるー」
「でも幸せそうじゃん、よかった」
「まぁね」
そしてついに春人の話題に触れられた。
「ってか良子はどうなの?高校生…あ、大学生だっけ?順調?大学生とか体力有り余ってそうだから大変そうよね-色々」
「あ…いや、春人とは…別れたの…」
「え!?まじ?なんで!?」
「いやまぁ、話すと長いんだけど…」
「あー…そうなんだ…。今は時間ないから、それは今度ランチでもしながら聞くわ」
「う…うん」
「でもてっきり上手くいってると思ってた」
「え?なんで?」
「だって良子前より幸せそうだし、綺麗になってたから超順調なんだって思っちゃった」
「え…いや、その」
「ん?」
「新しい彼氏が…できたから…かな」
良子は恥ずかしそうに えへへと照れ笑い。
「え…早!」
「いやうん、そうだよね。そう言われると思ったよ」
「誰?会社の人?三浦?松野?川崎?」
「会社の人じゃないけど、確か陽子知ってるよ」
「え?!まさか、白石…?」
ドン引きする陽子。
「違う違うそれはない」
「じゃあ誰よー。良子と共通の知り合いなんて会社以外にいないけどなぁ」
「えっとその、白石さんたちと出会った婚活でバーテンダーしてた人覚えてない?」
「ん?あぁ、教師してるとか言ってた…あの軽そうな…。あれ?確か元カレじゃなかったっけ?」
「そうそう、春人とまぁ色々あって。その時に相談乗ってもらったりしてて」
「んでそのままってか。は~良子モテるわねー」
「いや、たまたまだよ…」
「でもじゃあ次こそ結婚じゃない?」
「!ん…まぁそういう話もしてはいるよね」
エレベーターが開き、男性社員がザワザワと数名乗り込んできた。
話を続ける2人。
「ひゅー♡だって昔を知ってる上に10年以上経ってもお互いに良いと思えるって、それこそ運命って感じじゃん」
「えー…」
「それに私は安心したわ」
「え?」
「やっぱ前の彼氏はさ、10歳も離れてたから色々大変そうじゃん。甘えられなさそうだしなんかしんどそう。その分歳近かったり年上はそれだけで安心感があるからね。んま、春人くんのことはさ、お互い夢見れたってことでいいんじゃない?10歳差以上ある高校生と付き合ってたなんてドラマみたいな恋愛できたってことでさ」
「ちょっ、シーっ」
慌てて制止する良子だったが、聞こえてきたガールズトークに一緒にエレベーターに乗っている男性社員が一瞬ざわめいた。
先に目的の階に着いた陽子がエレベーターを降りる。
「あっ着いた。じゃあまた」
「うん」
「あ、次は修羅場るなよ」
「なりませーん」
─ってか付き合う前になったし…
「冗談よ。じゃあまたランチでも」
「はーい」
ひとり、エレベーターで移動する良子。
「ははは。陽子…相変わらず元気だなぁ」
─健一郎のこと…やっぱり応援してくれたな
よかった
春人と別れたことを報告すると
きっと陽子じゃなくても
「安心した」とか「やっぱり年の差が」って言われるんだろうな
自分でも想像がつくし…私でもきっとそう言うだろうな
「いい夢、か…」
そして時刻は21時。
「5分遅刻じゃん。自分から呼び出したくせに、キムゴン…」
春人の前に現れたのは健一郎。
健一郎が春人を公園に呼び出していたのだった。
To Be continued…
キミのとなり。第2部 99話の感想
なんか今回無駄な会話多かったな。
でも良子にもちゃんと女友達がいることには安心。
陽子は結構言いたいことズバズバ言ってくれそうだから、優柔不断な良子には必要な友達だよね。
白石が結構なクズ男だったから、その友達の桐島と関係が続いてて結婚までする陽子がちょっと意外だったんだけど。
(桐島は白石に奥さんがいること分かってて良子にも陽子にも黙ってたから、白石と同類だと勝手に思ってる。。。)
さてさて、次回春人と健一郎は何を話すのかな〜。
→次の話 第2部 100話「伝えないといけないこと」ネタバレ・感想
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