神社についての素朴な疑問にお答えしています。
今回は「神社のお守りは1年以上持ち続けてもいいのか?」という疑問にお答えします。
お守りを1年間持ち続けているとそのお守りに愛着が沸いたり、心の支えになったりしますよね。
それでもお守りは1年経ったら神社にお返ししないといけないのか、詳しくお話します。
1,お守りのご利益は1年間
基本的にお守りのご利益は「神社でお守りを受けてから1年間」です。
お正月に新しいお守りを授かる方も多いと思いますが、安産守や合格守など、その時期に合わせて授かる場合も多いですよね。
例えば5月20日にお守りを授かった場合は、来年の5月20日までご利益があります。
しかし、先程挙げた安産守や合格守など、1年に満たず無事ご利益をいただいた場合はその時点で感謝の気持ちを込めて神社に返納しましょう。
2,1年経ったけど持ち続けたい!
ここからが本題ですね!
神社に勤めている間にもよく聞かれたのですが、
・授かったお守りをとても気に入っている
・心の支えになっている
・観光の思い出に取っておきたい
・コレクションにしたい(言い方は悪いけど…)
などの理由で、どうしても手元に置いてずっと持ち続けたいという方がいます。
基本的には1年経ったら神社にお返しするものですが、どうしても手離したくない理由があれば持っていても問題はありません。
ただ、お願いが叶って「ありがとう」の感謝気持ちは神社に参拝に行って神様にお伝えしておきたいところですね。
返すのが面倒だから、なんていう理由は絶対ダメですよ!
3,お守りは神様の分身です
持ち続けたいということは、そのお守りをとても大切に思っているということですので大丈夫だと思いますが、呉々も雑に扱わないように気をつけてくださいね。
お守りというのは神様の分身であることを心に留めておいてください。
神社から貴方の元に出張に来てくれた神様、という感じですね。
なので任務が終わった神様は本来神社に帰らないといけないのです。
それを忘れないでくださいね。
4,古いお守りは返さないけど新しいお守りを受けたい
1年経ったらお守りのご利益はなくなります。
そのお守りは持ち続けたいけど、ご利益のあるお守りも新しく授かりたい。
そんな方もいらっしゃいますね。
よくある質問に
「神様同士は喧嘩するので、お守りは2体以上持ってはいけないんですよね?」
というものがあります。
結論から言うと、神様同士が喧嘩することはありません。
なので自分の祈願にあったお守りであれば何体持っていても問題ありません。
例えば、交通安全守りと縁結び守りを一緒に持ってもOKですし、
返したくない古いお守りの安産守りを持ち続け、来年新たに安産守りを授かるのもOKです。
ただし!
出来ることなら神社のお守りとお寺のお守りを一緒に持つことは避けた方が良いです。
もし貴方が神道を信仰しているのなら尚更ですね。
中には「神社のお守りもお寺のお守りも一緒に持っていて問題ない」という方もいらっしゃいますが、神社(神道)とお寺(仏教)という信仰をあまり気にしていない方なのかな?という感じです。
気持ちの問題だと言えばそれまでですね(^^;;
5,いつか神社に返納すると決めた場合
「よし、もうこのお守りは手離そう」
いつかそう決心される日が来るかもしれません。
そんな時のお守りの扱い方です。
無いと思いますが、例え感謝の気持ちを込めたとしてもゴミ箱にポイはやめてください。
必ず神社に出向いてお返ししましょう。
大抵の神社には古いお札やお守りを返納する場所が設けられています。
そちらに返納した後、お賽銭箱の前で神様に感謝の気持ちをお伝えすると良いですね。
注意点ですが、
神社のお守りは神社に、お寺のお守りはお寺に返しましょう。
宗派が違いますからね。
神社の神様がお寺に返されて迷子になったらかわいそうですよね。
逆もまた然りです。
まとめ
・1年以上経ったお守りはその後も丁寧に扱えば持ち続けても問題ない
・古いお守りを持ち続けながら新しいお守りを授かってもOK
・返納すると決めた時は、神社かお寺それぞれ授かった方にお返ししましょう。
愛着のあるお守りが心の支えになったり、大切な思い出として手元に持ち続けたいと思うことはあると思います。
丁寧に扱ってこれからも大切にしてくださいね^^
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