元神職のパレットです。
神社といえば初詣、七五三、夏祭りの屋台。
それくらいしか馴染みのない人たちもたくさんいると思います。
あとは人生の大イベントで受験合格祈願や安産祈願など各々の願い事によってお参りしますね。
さて、いざ神社にお参りに行こうという時、まず鳥居はどうくぐるのか、
参拝の作法は??
きっと詳しく知りたいのでここに辿り着いたのだと思います。
他に神社お参りの作法を説明したサイトは多々ありますが、一揖?正中?
なんのこっちゃ(´・ω・`)
な人も多いと思います。
私のブログではそんな難しい単語をなるべく使わずに、分かりやすく説明します。
それでは早速鳥居をくぐるところから説明しましょう!
【鳥居のくぐり方~お参りする前】
鳥居をくぐる時から作法は始まっています。
でも難しく考える必要はありませんよ!
人の家にお邪魔する時の気持ちで礼儀正しくすることを心掛けます。
では順番に見ていきましょう。
・鳥居をくぐる時に軽く会釈
人の家に上がる時「お邪魔します」とペコリとお辞儀するのと同じです。
因みに神社の門をくぐる時も軽くおじぎします。
目の前に段差がある場合はそこを踏まないように気を付けましょう。
・手水舎で手と口を清める
よっぽどの無人の神社ではない限り、手水舎があります。
そこで手と口を清めます。
〈手水の作法〉
1.右手で柄杓(ひしゃく)を取り水をくむ
※ひとすくいの水で清めます。少なすぎないように注意
2.左手に水をかける
3.柄杓を左手に持ちかえて右手に水をかける
4.また右手に持ちかえる。左手に水をくみ、口をすすぐ
※柄杓に直接口をつけないこと!周りに「うわ~…(;´_ゝ`)」って見られてしまいます
5.もう一度左手に水をかける
6.余った水で柄の部分を洗うように柄杓を縦にして水を流す
7.柄杓を元の場所に戻してお清め完了!
これで身体を清めることができましたね。
それでは続いてお社の前でお参りをしましょう。
【お参りの作法〜鳥居を出るまで】
手水でお清めをしたら早速お賽銭箱前に進みましょう。
お参りの順序から説明していきます。
・賽銭箱の前に向かいます
賽銭箱まで長い参道がありますが、真ん中は神様の通り道なので歩かないこと。
右か左の隅を歩きましょう。
※お参りする時は真ん中で大丈夫です。
賽銭箱まで辿り着いたら真ん中に立ちましょう。
・お賽銭を入れる
投げ入れないこと。「ぽーい(-.-)ノ⌒⑤」
これは普通に考えて失礼ですよね。
そっと賽銭箱に入れましょう。
「5円は“御縁”の語呂合わせで縁起が良い」
「10円は“縁が遠のく”から縁起が悪い」などと聞いたことはありませんか?
実際にはその辺りは全く関係ありません。
気持ちの問題なので、「そう思うならそうしたら良い」という感じですね。
10円玉を入れる人は結構たくさんいますし、むしろ賽銭は入れない!という人もいます。
・鈴を鳴らす
呼び鈴と同じです。
神社によっては鈴がないところもあります。
なければ次に進みましょう↓↓。
・ニ礼ニ拍手一礼でお参りする
〈お参りの作法〉
※お参りを始める前に軽く会釈すると丁寧
1)2回おじぎをする(二礼)
深々と90度です
2)2回手を叩く(ニ拍手)
恥ずかしがらずに大きな音で手を叩きましょう。
コツ)手を合わせたら、片方の手を少し下にずらして叩くと大きな音が出ます。
3)祈願内容を伝えるタイミングはここ!
ずらした手はきっちりそろえます
心の中で祈願内容を伝えると思いますが、
まず神様に内容を伝える前に「自分がどこの誰であるのか」を伝えます(住所と氏名)。
もちろん心の中でOK!
これをしない人が大半だと思いますが、神様もどこの誰か分からないと困りますからね!
名乗ったら祈願内容をお伝えしましょう。
4)1回おじぎをする(一礼)
祈願内容を伝え終わったら、また90度おじぎをします。
祈願が終わったら、お参りする前に軽く会釈したようにその場を離れる時も軽く会釈します。
基本は二礼ニ拍手一礼を覚えておけばOKですが、興味があったら調べてみてくださいね!
・鳥居、または門を出る
また参道の真ん中を通らずに、右か左の隅を歩きましょう。
鳥居、または門を出たら振り返って軽く会釈します。
これで参拝完了!
もちろん鳥居を出る前にお守りを授かったり、おみくじを引いたりしてOKです。
【まとめ】
- 会釈して鳥居をくぐったら手水舎で手と口を清める
- ニ礼ニ拍手一礼でお参りする
- 鳥居を出たら会釈する
細かいことを言わなければこれだけです。
神社の作法は一度覚えてしまえば一生ものです。おじいちゃん、おばあちゃんになっても恥ずかしい思いをすることはなくなりますね。
何回か出てきた会釈は、作法というより礼儀です。
目の前に神様が見えてると思えば自然とするものですよね。それを意識しましょう。
これで神社のお参りの仕方はバッチリです!
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