氷食症の原因は貧血の可能性大!治療法はあるの?

パレットこんにちは、パレットです。

ブログで体験談を綴っていると、こんな変凡な人間でも色々人生経験あるんだな〜としみじみ感じます。

今回は異食症の一種「氷食症」になった時の話をしたいと思います。

ファミレスに行った時、グラスの中の氷を口に入れてガジガジ噛み砕いた経験はありますか?
夏になると特に経験がある人は多いのではないでしょうか。

氷食症になると夏も冬も関係なく、仕事中でも趣味の途中でも寝る前でもいつでも無性に氷が食べたくなります。
原因を根本的に解決しないと年がら年中氷を食べ続けるんですね。

氷食症の原因はなんなのか、どんな心境なのか、解決策はあるのか、
氷食症について少しでも理解していただけたら嬉しいです。

そして現在「氷食症」の自覚がある人は治せる可能性をここで見つけてください!

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1,異食症とは

貧血やストレスなどが原因で、栄養価のないもの(氷・土・髪の毛・石など)を口にしてしまう摂食障害のひとつです。

その衝動は抑えることができず、体が冷えようがお腹を壊そうが懲りずに食べ続けます。

異食症の中でも氷や土を食べることは一般的によく耳にしますが、防虫剤を食べることがやめられない妊婦さんの話を聞いた時は驚きました。

やめなきゃいけないとは分かっていても衝動に勝つことができない、恐ろしい症候なんです。

2,氷食症の原因

ここからは私自身の体験談になります。

私が氷食症になった原因は貧血とストレスによるものでした。
氷は小さな頃から口に含んで食べていたことが多かったので、特に気にも止めていませんでした。
当時は氷食症という言葉を知らなかったこともあり、まったくの無自覚でしたね。

そもそも異食症や氷食症といった症候自体、周知度が低く周りに指摘されることもありませんでしたし、むしろ「この子は氷が好きだからコップにいっぱい入れてあげて!」と皆さん気を遣ってくれていました^^;

3,悪化

日を増すごとに症状は悪化していきます。

仕事の途中でも氷が無性に食べたくなり、何度も冷蔵庫へ足を運んでしまう。
飲み物は飲むためではなく、氷を食べるためにありました。

「あのお店の氷はイマイチだけど、こっちのお店の氷は美味しいんだよね〜」
「この固さの氷が一番美味しいわ〜、固めきる前に食べるのがポイントなのよ」
「500㎖のペットボトルの10分の2残して冷やして固めると最高に美味しいんだ〜」

など、周りには到底理解できない「氷美食家」になります。

お腹を壊しても歯がちょっと欠けてもお構いなし。
氷を食べている時が一番幸せ!

厄介なことに、まだ自分が「氷食症」であることに気づいていませんでした。

4,貧血発覚

職場の健康診断で自分が重度の貧血であることが発覚しました。

いやいや、重度の貧血って…今まで気づかなかったの?
と思うかもしれませんが、立ちくらみや目眩はあまりにも日常茶飯事だとそれが生活の一部になってしまい、自分にとってはそれが普通だったのです。

…いえ、きっと私が馬鹿のつくほど鈍感で自分に無関心だったからだと思います。。。

病院で造血剤を出してもらいましたが、普段から薬を飲む習慣のない私は造血剤を飲んだり飲まなかったりで充分な治療はせず、途中で飲まなくなり捨ててしまうほどどうしようもないヤツでした。

ここで充分な治療をしていれば氷食症は治ったはずなのに、当時無自覚な私はその後も貧血の治療はせず氷を食べる日々が8年近く続いていました。

5,氷食症の自覚

氷を8年も食べていればどこかで「異食症」や「氷食症」の言葉と出会うもの。

はい、出会いました。

氷を毎日食べることを誰に話しても驚かれるので、自分は普通じゃないのか?
と仲間を求めてネット検索したんですね。

そこで「氷食症」という摂食障害を初めて知りました。

そうか…私がおかしいのか…

自分が氷食症であることをついに自覚。
原因が貧血であることも知って心底納得したのを覚えています。

しかしその氷食症は現在進行形で進んでいるのもですから、知ったからといって氷食症が治るわけではありません。

「私氷食症なの」

そう言って食べ続けました。
やめるべきと分かっていてもやめられないんです。

やめる気がない、と言った方が正しいくらい氷は私の人生の一部でした。
自覚しても根本を解決しない限り自分の意思ではやめられないのが異食症です。

煙草をやめたくてもやめられない人ってこういう気持ちなのかな〜と思ったりもしました。

6,治療

その8年の間に体にトラブル発生。

なんと子宮筋腫に悩まされることになってしまいました。
自分に無関心な私は子宮筋腫すら1年も放置。
→参考:子宮筋腫を1年放置した時の体験談

とにかく貧血もいいところで命の危険にまでなりました。
当然手術ですね。

そこからようやく 貧血の治療を本格的に始めることにしました。

毎日造血剤を飲み、鉄分の多い食事や飲み物を意識的に摂取し、なんとか血液量を一般の平均基準まで上げることに成功しました。

貧血治療完了です。

7,貧血治療後の氷食症は?

これがもう驚くくらいパッタリと氷を食べなくなりました。
私は今まで悪魔に取り憑かれていたんだ、恐ろしい。。。と思うほど。

どれくらいの変化かというと、

お店でドリンクを注文する時は必ず「氷抜き」です。
むしろ温かい飲み物ばかり頼むようになって、お腹を大切にしています。
友達が氷を食べていると「やめた方がいいよ」なんて注意するほど。生意気な笑

貧血が原因の氷食症は、貧血治療をすれば氷食症も自然と治ります。

なんであんなに食べていたんだろう??と不思議に思うくらい引きずりませんでしたね。

まとめ

氷食症でいる内は、「好きで氷を食べている」ため中々治療をしようという気持ちになれません。
これが土や髪の毛だったらどう思うのか分かりませんが…。

氷食症を無理に治そうと考えるより、「貧血を治そう」という気持ちに切り替えることができれば割と早めに氷食症を脱することができると思います。

もちろん再発の可能性はあります。

私も最近また立ちくらみを感じるようになったので貧血の兆候が見られます。
「やっぱり氷最高だわ〜!」とならないように早めの対処をしなければ…!

氷食症の皆さん、または周りの大切な人に氷食症の人がいる方はまず原因を探って治療に一歩足を踏み出してみてくださいね。

以上、氷食症体験談でした。

 

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